日本料理の未来 各専門業者の職人と新たな流通ルート

日本料理の未来

私は日本料理以外の修業はした事は有りません
ですからはっきりした事は云えません

家庭や団体給食なんかで、色んな料理を作りました
言える事は、日本料理以外は割とごまかしやすいです
調理手順は、ごく一般的ですが
サラダ油又はオリーブオイル、塩胡椒、各種香辛料
その他、料理によっては多種多様な調味材が入ります

反面、日本料理ではかなりシンプルです
調味材は
出汁、酒、砂糖、塩、醤油、味醂、酢その他

メニューによっては、醤油なんか、淡口、濃い口、たまり
と使い分け、時には複数のしょうゆを使う時があります
味付けは割とシンプルで

洋食の様に色んなものを混ぜ合わせ複雑な味に仕上げる
なんて事は余りありません
鍋料理等この部類に入るかも知れません

基本的に、シンプルな味付けですから
味付けの濃い、薄い、水っぽいなんかの他に
食材の良し悪しが直ぐに解ります

そこそこの料理人だと
かなり格式ばった料理でも一度食べると
大体似た様な味付けが出来ます

反面日本料理ですと基本が出来て居ないと
作り方すら解りません

こんな事を書くと他の国の人からクレームを付けられそうですが

下積みの修業年月も違います
世の中には天才的な例外はありますがこんなのは除外します

私は、本格修業は4年ぐらいです
後は我流です

日本料理ですと10年では難しいです。茶会的感覚も必要です
18歳から始めて40歳でそこそこのレベルの
料理長に就けれるのは極僅かだろうと思います
かなりな下積み期間が必要です

他の職種は解りません

食器等にも違いが有ります
多種多様な種類が有ります。器を揃えるだけでも大変です

日本国内だけでも大変なのに
外国で日本料理店を開こうとするともっと大変です
食材から揃えるのが難しいです
特に新鮮魚介類を揃えるのは特に大変です

漁師、市場の仲買人、プロ専門魚屋さん
それぞれに、熟達した職人がいます

日本料理の様なシンプルな料理は
地元の人に受け入れられるかも解りません
本格的な日本料理には、専門の熟達した業者が

外国で日本料理の職人を育てる事が出来るのかも心配です

今、日本に多くの観光客が来て下さっていますが
これらの方達が母国に帰り、日本での食を思い出し、同じ物を
作ろうとしてもかなりな困難が伴います

この様に日本料理を普及させようとすると
かなりハードルが高いようです

そう思うと日本料理の未来の為には思い切った
改革が必要と思われます
そうなると世界との激しい新鮮魚介の争奪戦があるかも

日本料理の未来 良く在って欲しいです

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